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お元気ですか?合田道人です

ベスト・セラー『童謡の謎』『神社の謎』シリーズの作家で歌手の合田道人の思ってること、日常の出来事、いろんな情報をお届けするブログです!

あの悲しみは? 「船頭小唄」「しゃぼん玉」に見る野口雨情

  カズさんからの質問です。 
 
 素朴な疑問なんですが。 シャボン玉の歌なんですが何故、子を亡くした親の心情の歌が、子供が歌う童謡になったのでしょうか? 雨情は童謡としと作詞したのでしょうか?

 野口雨情は、「しゃぼん玉」にしても「七つの子」「赤い靴」など、どちらかといえば庶民的、庶民の生活意識から作った作品が多い詩人と言われています。
 この時代、雨情と並び童謡をよく書いた詩人といえば北原白秋です。白秋は「この道」「からたちの花」といったちょっと高級なかおりのする作品がほとんどです。簡単に言えば、白秋の中の子供は夢やろまんを追い求めることができ、反対に雨情の世界は、夢やろまんの前に現実が横たわっている詩が多いと僕は思っています。
 「しゃぼん玉」の詩と同時期に雨情は、あの演歌の源流「船頭小唄」を書いています。♪俺は河原の枯れすすき……です。ちょうど関東大震災が起こり不況にあえぎ、スペイン風邪の流行でばたばたと人が死んでいった時代でした。大人には「戦争小唄」で人の世のはかなさ、むなしさを知らせ、子供には命のはかなさを伝えた。いや、伝えたかった・・・。
 僕はこの2曲が同時期に発表されていることで、雨情が時代を読み、時代を語り、時代を象徴したように思います。

 すばらしい質問をありがとうございました。


20070319171849.gif

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2 Comments

MICHITO says..."kazuさん"
どうぞよろしく!
2008.03.21 22:37 | URL | #6DhLHxds [edit]
カズ says...""
カズです。

お答ありがとうございます。

昭和の初期、前後に、なぜか、今まで生きてきて(大袈裟ですが)ずっと興味があり、合田さんの本も買いたいと思っています。いろいろ事情があり今は無理ですが、生活が安定したら、購入させていただきます。
2008.03.19 19:31 | URL | #- [edit]

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