お元気ですか?合田道人です

ベスト・セラー『童謡の謎』『神社の謎』シリーズの作家で歌手の合田道人の思ってること、日常の出来事、いろんな情報をお届けするブログです!

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遠野物語に書かれていた人物の子孫…繰り返された悲劇は何を伝えてきたのか?

  毎日新聞にまたこんないい話が配信されていた。紹介しよう。
 「遠野物語」に津波の話がある。99話目だ。これは実際に起こった116年前の明治三陸津波の項。この主人公、福二の子孫の話である。こういう大切なことを今の子供たちにも伝えたい。
 日本むかし話といういいアニメが終わってから、もう何年? あれは絶対に復活すべきではないのか? 今の子が童謡「七つの子」や「汽車ポッポ」を知らないのにも驚くが、最近は「遠野物語」どころではなくて、「金太郎」も「一寸法師」も「雀のお宿」(舌切り雀)も知らないというのだから・・・。驚いたものだ!


<東日本大震災>悲しみ語り継ぐ 116年前の物語、娘へ
 
  家々の土台だけが残る海辺の集落に、粉雪が舞い落ちていた。 震災1年を前にした10日、岩手県山田町の長根勝さん(52)は一人娘の璃歩(りほ)さん(15)と自宅のあった船越地区を訪れた。「ここが玄関、あそこがおばあちゃんの部屋だったな」
 多くの人が避難した裏山へ通じる階段を上るうち、2人は無口になった。視線の先に、流された鳥居の跡から小さな命が三つ芽吹いていた。 「お、ふきのとうが出ている」 「すごい」  父娘は顔を見合わせてほほ笑んだ。

 保険外交員の長根さんは母享(きょう)さん、妻のり子さん(51)、璃歩さんと4人で2階建ての家に住んでいた。 大地震に襲われた時は仕事で隣の宮古市にいた。勤務先にいた妻の無事はメールで確認できた。娘がいる中学校は高台に建っている。78歳の母は自宅にいるはずだが、近くに高さ8メートル以上の防潮堤がある。さほど心配はしていなかった。 だが、戻った街は真っ赤に燃えていた。翌朝ようやく自宅に向かうと、防潮堤は壊滅していた。駆け寄ってきた近所の女性が泣き崩れた。「勝くん、母さんが流された」 膝が悪かった母は裏山への階段を上りきれずに流されたという。がれきだらけの自宅跡に座り込んだ。百余年前の先祖の姿が自分と重なった。

 東北の伝承を集めた「遠野物語」の第99話に、明治三陸津波(1896年)で妻と子2人を亡くした男「福二」が、妻の幻影に誘われ浜に一晩立ち尽くすという話が収められている。福二の4代後の子孫が長根さんだ。 物語は福二のその後を「久しく煩(わずら)ひたり(長く病んでいた)といへり」と結ぶ。そのせいか、父も祖母もこの話をしたがらなかった。教えてくれたのは母だ。「本買え。遠野物語にうちの話がある」「先祖のことだから、しっかり覚えとけ」

 長根さんは母を捜して遺体安置所を巡り歩いた。体の一部しかない遺体。焼けた遺体。7月上旬、訪れた安置所で赤ちゃんの亡きがらを見た。目を見開き、手を伸ばしたままだった。「抱っこして」とせがんでいるように見えた。「おまえは何のために生まれてきたのか」。涙が止まらなくなった。これ以上遺体を見ると自分がおかしくなると思い、安置所回りをやめた。 数百もの遺体を見ながら、思ったことがある。「自分の先祖以外にもたくさんの悲しみがあったはずなのに、その物語はどうなったのだろう」 明治、昭和の大津波を経て被害の記録は残されたが、悲しみは風化したのではないか。福二のことを伝えた母の思いを、自分なりに理解した。
「ただの教訓ではなく、じいちゃん、ばあちゃんから口で伝えられた話こそ力を持つ。一人一人が血の通った物語を語り継ぐことでしか、次世代の悲しみはなくせない」

 現在、山田町内の仮設住宅で暮らす。家を建てる場所を決めかねているが、この町を離れるつもりはない。 今年に入り、流失した家系図の復元を始めた。近い将来この図を璃歩さんに見せながら、先祖の物語を伝えよう。そう心に決めている。


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-1 Comments

めん says...""
どう書いてよいか分からぬが、指が勝手に『コメントを書く』にクリックしてしまった。

子供時代、『食物連鎖』
と云う言葉を教わった。

雑穀を鼠が食べ、鼠を猫が食い、猫を虎が食う。虎が死んで肥えた土となり雑穀が実り、鼠が食う。苦しい例えながらその繰り返し‥

食物連鎖とは綺麗な言葉ですが、実際は壮絶な命の世界であります。


金子みすヾ(字が違いますかね)さんの詩にもあるが、魚が大漁で漁師は喜ぶが海の下のいわしは、葬式で大騒ぎとかの話であります。

この記事にはあまり関係ないコメントとなりました。しかし生物の生死が共通するだけであります。

また時間がたち、私も記憶が遠くなり記憶力と人間性を恥じる事ですが、宮崎の牛や鶏の件も可哀想な出来事過ぎた。


またまた記事との関連の分からぬコメントとなりました。

2012.03.11 20:46 | URL | #- [edit]

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